Warmth in a Puddle【監督・崎村宙央】

崎村宙央

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崎村宙央

業界注目の若手監督による第1期唯一のアニメーション作品。
2024年、国際映画祭に挑戦中!

監督・崎村宙央
2001年生まれ。映像作家、アニメーション作家。九州大学芸術工学部在学中。
18歳で制作した短編アニメーション『蝉の声、風のてざわり』が、「WIRED CREATIVE HACK AWARD 2020」にて最年少グランプリを受賞。「映像作家100人 + NEWCOMER 100」に、映像作家100人 2023 NEWCOMER として選出される。

出演: 橘内良平 ほか
音響制作: 株式会社bpm
プロデューサー: 永盛拓也

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シネマクリエイターズラボ

あらすじ

換気扇の音だけがこだまする薄暗い部屋で、青年は一匹の魚と出逢う。
歪なかたちをしたその魚は、どこか青年自身に似ている気がした。
ぐったりとしていた魚は突然大きく跳ね上がると、中空をゆらゆらと浮遊しながら窓の外へ。

路上の水たまりに消えていく魚を見つめていた青年は、ある不思議な空間へといざなわれていく。
ひとりぼっちで、どこまでも暗いその世界は、どこか青年の心象風景に似ていた。

本作は監督自身から見える世界の「生きづらさ」を幻想的なアニメーションで表現した短編アニメーション作品。

講談社シネマクリエイターズラボ・第1回特別賞受賞作

崎村監督より

僕はこの一年間、この作品と一緒に歩いてきました。つらい瞬間も救われるような瞬間も、全部この作品の中に詰まっています。作品が完成し、そして、外に向かって発表される今、この作品が一人で歩いていく時が来ました。それは、僕にとっては寂しい瞬間でもありますが、同時に、不思議な充足感も感じています。
これは、「生きづらさ」の作品です。僕の「生きづらさ」の物語です。ですが、その先には、それで終わらない何かがあると信じています。多種多様な方々にこの作品が鑑賞されることを通して、その何かが、それぞれの何かとして生まれればいいなと思っています。この作品は、一人で作り切れるものではありませんでした。講談社シネマクリエイターズラボの担当編集である永盛さんは、ただのプロデューサーではなく、まさに「バディ」としてこの制作期間を一緒に駆け抜けてくれた存在でした。また、音楽・音響の原田さんをはじめ、この作品に共感して制作に参加していただき、多大なご尽力を頂いた全ての方々にこの場を借りて感謝を申し上げます。
『Warmth in a Puddle』。アニメーションと実写、インディーズと商業、どの分野にも分類しきれない不思議な作品が出来上がったと思います。本作のこれからの歩みをとても楽しみにしています。


2024年2月27日 崎村宙央

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