『違う冬のぼくら』発売間近!ゲームクリエイター・ところにょり氏に1問1答!

『違う冬のぼくら』発売間近!ゲームクリエイター・ところにょり氏に1問1答!

講談社ゲームクリエイターズラボ第1期受賞作品『違う冬のぼくら』発売記念インタビュー

2023年2月14日(火)に、講談社ゲームクリエイターズラボ・第1期受賞作品であり、『ひとり
ぼっち惑星』などの独創的なゲームで知られる、ところにょり氏の最新作『違う冬のぼくら』が
発売となります。

発売を間近に控えたクリエイター・ところにょり氏に直撃インタビューをしてみました!

Q. 簡単な自己紹介をお願いします

ゲームみたいなやつを作っています。
ところにょりです。

Q. いよいよ発売となりますが、今の率直な気持ちを

うれしさ三割、こわさ七割というのが正直なところです。
開発が一区切りついた解放感や次のことを考えられるうれしさは確かにありますが、発売して多くの人が触れることによって進行不能の不具合が見つかるんじゃないかとか、そもそも面白いと思ってるのは自分だけなんじゃないかとか、そういったことばかり頭をよぎっては、もふもふな犬やもふもふではない犬のことを考えて気を紛らわす日々を送っています。

Q. 制作時に一番苦労した点はどこですか?

これまでのゲーム制作で培った経験が役にたつことのほうが少なかったくらい、『違う冬のぼくら』は自分にとって新しい挑戦ばかりでした。
なので苦労した点はたくさんあるのですが、強いて一番をあげるとすればネットワーク同期の実装です。
端末間のラグをあらかじめ飲み込んだ上で、なおかつお互いの画面で不自然に映らないために気を配らなければいけないことがどれだけあるか。
しかも新しい機能を実装するたびにその問題が付き纏ってくるので、気が狂いそうになりました。

Q. 制作時に一番楽しかった点はどこですか?

ネットワーク同期には憎さも入り混じってますが、新しい挑戦ゆえに苦労した点こそがいま思えば一番楽しかったかもしれません。

Q. ゲームクリエイターズラボのメンバーに選ばれて一番良かった点はなんですか?

開発が孤独ではなくなったことです。
ゲーム開発というのは自分のゲームをどれだけ深く長く盲信できるかの戦いですが、二年弱も『違う冬のぼくら』を信じられたのは、二人の担当編集者がいたからこそだと思います。

Q. 今後作っていきたいゲームはありますか?

山ほどあります。
たとえば他のクリエイターと協力して自分以外の想像力を取り入れたようなゲームも作りたいし、スマホ向けにスマホならでの機能を取り入れたようなゲームも作りたいし、スマホに取り変わる新しい端末が現れればその端末でしか体験できないようなゲームも作りたいし、しっかりと世界観やストーリーを味わえる映画や小説のようなゲームも作りたい。
本当にやりたいことやつくりたいものが山ほどあるので、ひとまず健康には気をつけてトマトとかブロッコリーなどをたくさん食べたいと思います。

Q. 最後にこれから『違う冬のぼくら』をプレイする方に一言お願いします!

たぶん最高に面白いし今までにない体験を味わえるゲームになっていると思うので、なんか、よくわかりませんが、よろしくお願いいたします!!!

<クリエイタープロフィール>
ところにょり〈https://twitter.com/tokoronyori
インディゲーム開発者。独特の世界観とアートセンスを持ち、オリジナリティ溢れる不思議な作
品を次々と生み出している。代表作『ひとりぼっち惑星』は2016年、SNS上で大きな話題を呼ん
だ。講談社ゲームクリエイターズラボの第1期メンバーとして、2人専用パズルアドベンチャーゲ
ーム『違う冬のぼくら』をリリースする。ゲームシステムに「特殊な設定」を組み込むことで、「ゲ
ームでしか出来ない体験」を作り出すことを得意としている。

【商品情報】
■タイトル:『違う冬のぼくら』
■プラットフォーム:Steam 
https://store.steampowered.com/app/1801110/BOKURA/
■対応言語:日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)
■リリース日:2023年2月14日(火)
■ジャンル:パズルアドベンチャー
■希望小売価格:未定
■プレイ人数:2人
■パブリッシャー:株式会社講談社

©tokoronyori/Kodansha Ltd.