それはDAYS NEOから始まった #5 『ゴリせん ~パニックもので真っ先に死ぬタイプの体育教師~』酒井大輔先生×担当編集者インタビュー

それはDAYS NEOから始まった #5 『ゴリせん ~パニックもので真っ先に死ぬタイプの体育教師~』酒井大輔先生×担当編集者インタビュー

※この記事は、2021年9月6日に公開したものを再掲載しています。

マッチング型マンガ投稿サイト「DAYS NEO」から連載に繋がった作者と作品を紹介する「それはDAYS NEOから始まった」、第5回!

今回はヤンマガWebで連載中の作品『ゴリせん ~パニックもので真っ先に死ぬタイプの体育教師~』の作者酒井大輔さんのDAYS NEO投稿作品『鬼の傷跡』を紹介!

担当編集者との出会い、お二人から連載までの経緯とDAYS NEOのマッチングについてそれぞれのお話をお聞きしました!

担当希望を申し込んだ編集者はヤングマガジン編集部のモクさんです。

<担当作>
※敬称略
【ヤングマガジン】
『だれでも抱けるキミが好き』
【ヤンマガWeb】
『股関無双~嫌われ勇者は魔族に愛される~』
【過去担当作】
『何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?』※作画はDAYSNEOコンペ
『なんでここに先生が!?』
『Back Street Girls』
『人妻の唇は缶チューハイの味がして』
『ゴリせん ~パニックもので真っ先に死ぬタイプの体育教師~』※DAYSNEO出身
『搾精病棟 全年齢版』
など。

酒井さんがDAYS NEOに投稿した理由

酒井:
別の出版社で担当が付いていたんですがあまり真剣に見てもらえず、『鬼の傷跡』のネームをDAYS NEOへの投稿を最後にして漫画家を諦めようとしていました。そこで複数の編集者の方にオファーをいただき、最初はモーニング編集部の方が担当についていただいたのですが、やりたい作品の方向性が違うと感じたので、担当編集者の変更を申し出ました。同じくオファーをいただいていたヤングマガジン編集部のモクさんに新たに担当についていただき、新規で連載を目指すための作品作りを始めました。
担当変更を円満かつ柔軟に受け入れてくれた前担当の方には感謝しています。

『ゴリせん』が連載に至った経緯

酒井:
最初は「サラリーマンが女子高生に電車で絡まれる話」というネームをモクさんと作り、連載を決めたんですが、肝心のかわいい美少女を描くのが苦手でして…。なので、連載前に絵の練習をしようということで、『五等分の花嫁』や『カノカリ』を必死に模写していました(笑)。その練習の成果として、Twitterにオリジナル漫画をUPしていたりしたんです。その漫画の一つに「ゴリせん」がいました。しかも、主役ではなくオチのキャラとして(笑)

—最初はゴリせんが主役というわけじゃなかったんですね。

酒井
美少女を引き立てるためのキャラでした。それが自分も驚くくらいにバズってしまったんです。
Twitterで3話~4話を公開した辺りで複数の他社メディアから連載のオファーが来ました。

一方、担当のモクさんはバズったTwitter漫画には何も触れてきませんし………。

—モクさんはなぜ話題にしなかったんですか?

モク
バズったのは知っていたのですが、一緒に連載準備をしていた作品の方を早く始めたかったので、あえて触れませんでした(笑)

—………!! それはどうしてですか?

モク
他社でも酒井さんが作家として成功されるならそれはそれでいんじゃない? というスタンスでした。あと、そっちで絵の練習をしてほしかった。

酒井
この素っ気なさが怖いと感じつつも、逆に嘘がないというか漫画に関してははっきり言ってくれるのはありがたいです。

美少女の練習のきっかけはモクさんとのやりとりで生まれたわけで、その経緯を置いて他社に持っていくのも……と思い、当時連載準備は進めていた「サラリーマンが女子高生に電車で絡まれる話」の代わりにと、『ゴリせん』を提案したら、ヤンマガWebでの連載にGOが出てしまいました。

モク:
早くもうひとつの連載も始めたいですね(笑)

DAYS NEOのマッチングシステムについて

酒井:
担当を選べるシステムは嬉しいです。他社ではダメだった原稿を一度に多くの編集者に見てもらえるのは助かります。

モク:
編集者側から見ても負担がかなり減る上に、世に出なかったかもしれない原稿を救えるかもしれない、という仕組みは非常に良いです。社風もあるのかもしれませんが、作家に向き合ったシステムだと思います。

ヤンマガWeb連載
『ゴリせん ~パニックもので真っ先に死ぬタイプの体育教師~』

~冒頭学園に務めるごく普通の体育教師、通称「ゴリせん」。彼には他の教師にはないある秘密があった。それは死亡フラグに「無敵」だということ~

担当編集が語るコミックス「ゴリせん」の魅力

モク:
「ゴリせん」は映画や漫画の「死亡フラグあるある」を破壊する漫画です。

突如地球に襲来して「強さ」を測る異星人や、学校で急にデスゲームをはじめる不気味なモンスターなどが繰り出すフラグをひたすらに折り倒します。

ゴリせんが「無双」をするシーンはとても気持ちいいです。超強いキャラが超強いことするのって、ワクワクしますよね。
ある意味、そのおいしいところだけを抜き出したダイジェスト版が、この「ゴリせん」じゃないかと。
またゴリせんの周りに出てくる多彩なサブキャラたちのその後も、作者の酒井さんはしっかり描いてくださっているのでそこも見どころですね!

『ゴリせん ~パニックもので真っ先に死ぬタイプの体育教師~』
酒井大輔

9月6日に1巻が発売!  単行本販売情報はコチラ!

作者紹介

酒井大輔

DAYS NEOへの投稿をきっかけにヤングマガジンで連載を決めるが、練習のためにTwitterに投稿した漫画「ゴリせん」が8万いいねの大バズり。話数を重ねるごとに人気は増し、アカウントのフォロワーは3か月で1000から8万に。

2021年2月から連載開始でデビュー。

マンガ投稿サイト「DAYS NEO」は作家と様々な雑誌の編集者との出会いを応援します!
コンテスト企画も随時行っていますので是非ご確認ください!!